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スキの情熱で世界を変える!――高野麻衣 公式ホームページ

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恋せよオトメン(乙男)

おかげさまで「乙女のクラシック」も「オトクラ」と呼んでいただけるようになりました。
意外な人まで読んでいてくださった、ということがよくあり、“乙女の高野さん”のようになってきたので、最近は「乙女」研究にも邁進している。
今日は書店で研究。

美しい国・ニッポンのために…日本男児オトメ化中!!」

というオビに惹かれ、何年かぶりに花とゆめCOMICSを購入した。
オトメン(乙男)』(白泉社、2007年1月初版)。
オネエの話ではない。
のだめカンタービレ』の千秋からオレサマ要素を抜いたかんじの、現代なら普通にモテるタイプの男子高校生が主人公の、ごく普通の少女漫画だと思う。*1
ただ、ここで重要なのは「乙男」の定義である。

おとめん【乙男】①乙女的趣味・考え方を持つ男性。②料理・裁縫など家事全般に才を発揮する若い男性。③乙女らしい一方、男らしさも兼ねそなえた若い男性。

私が重視するのは③である。
主人公が好きなのは、

ふわふわ きらきら キュート スウィート
お料理 さいほう ラブ・ストーリー

となっている。
こういう「オトメ趣味」は、いわゆる「少女趣味」であって、このサイトの趣旨とはあまり関わりないということを念頭においてほしい。
「文化」と、消費されるだけの「カルチャー」が乱暴にカテゴライズされる状況といっしょだ。

乙女は感傷的でか弱いのか?
逆説的だが、決してそうではない。
 峰不二子や「乙男」がそうであるように、真の乙女は“男らしさも兼ねそなえ”ているからだ。
私の考える乙女は、凛として姿勢を正しているようなひと。
それでいて、可憐なひと。
主人公の「オトメ趣味」は、それをひた隠し、「剣道全国大会2連覇達成の硬派、男の中の男」として学園中の憧れを集めている、という設定だから許されるのである。

 

その姿、どこかで見たことあるなーと思っていたら、同じ作者の新撰組モノを読んだことがあると、ようやく思い当たった。
土方さん……
私の中では、彼も、けっこう乙女だ。*2 

オトメン(乙男) 第1巻 (花とゆめCOMICS)

オトメン(乙男) 第1巻 (花とゆめCOMICS)

 
*1 現在3巻まで刊行されているが、ついに3巻でオトメンの最強ライバル「ツンサマ(ツンデレ+オレサマ)」も登場している。
そもそも「ツン=オレサマ」ではないのか…?
しかし、この作品もヘンなテレビドラマにならなければいいが、売れているようなので危うい。

*2 “鬼の副長”でオレサマなのに(下手な)俳句が趣味、とかがツボ。
 
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