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スキの情熱で世界を変える!――高野麻衣 公式ホームページ

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ボサノヴァで、冬を楽しむ

先日は、以前BSで放送した「小野リサ コンサート2007-アントニオ・カルロス・ジョビンに捧ぐ-」の再放送。
ちょっと意義ある夜更かしとなった。

アントニオ・カルロス・ジョビン(1927-1994)。
今年は彼のメモリアルでもあったと知り、日曜は一日中ボサノヴァを聴いた。
ライヴは夏の日比谷で、生前交流のあった小野が、ともに音楽家であるジョビンの息子や孫とともに行ったもの。
NHKのライヴものの常で、合間に差し込まれるドキュメンタリーやインタビューが嬉しい。
ジョビンの生涯=ボサノヴァの歴史。
「新世界クラシック」by OTTAVAでも、ピアソラ、ジスモンチとともに筆頭に名前が挙がるジョビン。
確かに彼は、完全にクラシックの域である。 


「オトクラ」としては、庄司薫『赤頭巾ちゃん気をつけて』(中公文庫)の薫くんが、ジャズ歌手の卵の女の子とおしゃべりしたから”という理由で、アストラッド・ジルベルトをレコメンド。
ドキュメンタリーには、もちろん若かりしジョアン・ジルベルトも登場する。
アストラッドの夫である、この“神様”には娘がおり、面白いCDを出している…というニュースを、11月に10年来の友人Yokちゃん(在LA)からもらっていた。
彼女は最近、「再びボサノバ好きに火がついて、 オンラインでボサノバラジオかけっぱなし」だそうで、ふいに知っている日本のメロディが流れたので調べたらしい。
"De Tarde, Vendo o Mar"。
荒井由美の楽曲の、ポルトガル語カバー作品集だ(写真上)。

1.何もきかないで(Nao Me Pergunte)
2.きっと言える(Eu Poss Dizer)
3.海を見ていた午後(De Tarde, Vendo o Mar)
4.少しだけ片想い(Amar Unilateral)
5.瞳を閉じて(Fache Os Olhos)
6.ルージュの伝言(Mensagem Com Batom)
7.やさしさに包まれたなら(Envolvida em Ternura)
8.翳りゆく部屋(No Escuro do Quarto)
9.曇り空(Quando o Ceu Nao Estava Azul)
10.卒業写真(A Foto de Formatura)

歌っているのはベベウ・ジルベルト
1966年生まれ、リオデジャネイロ出身。ニューヨーク在住。
父はジョアン、母はミウシャ(アストリッドの後、ジョアンと結婚した歌手)。
歌声は母…というよりアストラッドを髣髴とさせるアルトだ。
収録されたトラックのほとんどは、ブラジリアン・エレクトロニカ
サンプル、ノイズ、クリック音あり、うっとりするようなボサノヴァもあり、のフュージョン
ベベウはこのディスクを通じて、父から受け継いだボサノヴァの血を媒介に、新しい音楽――クラヴ・ボッサ?を作り出そうとしているよう。
しかし、まるでためらうかのように、そのことをはっきりとは示していない。
語り口はあくまでなめらか、くつろいだ雰囲気。
そこに潜む音の豊かさを見落としてしまいそうになるほどに。
……クール。 

ベベウ・ジルベルト

ベベウ・ジルベルト

 

 

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