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月刊ルネ・マルタン 11月号

映画の話題でちょっぴりヴィクトリアンづいたので、今月はルネ・マルタンと訪れた「一丁倫敦」、三菱一号館のお話。

国際フォーラムからブリックスクエアへ(ごはんを食べに)向かうマルタン一行。駅前の三省堂でねばったあとで、おなかがすいている。
そんななかでも赤煉瓦の壁はルネの興味を引いていた。
「この建物はなに?」
「復元された明治のオフィスビル」
「4月から美術館になるらしいよ」
という会話が飛び交う。


 ヴィクトリア時代を代表するクィーンアン様式を取り入れた、ジョサイア・コンドル*による西洋風建築。
日本最初のオフィス街「丸の内」における最初のオフィスビル(貸事務所)であり、煉瓦造3階建て、地下1階、1966年までは存在していた。

 



コンドルは設計にあたって、馬場先通りの幅20間に対して軒高さを50尺(15m)とした。
そこから馬場先通りに建ち並ぶ建物はすべてこの軒高さとなり、「一丁倫敦」と呼ばれる高さの揃った赤煉瓦建物が並ぶ景観が形成されたそうだ。
現在の丸の内ではめずしい中庭も造られた。
復元された一号館(ブリックスクエア)の中庭には、コンドルの愛した薔薇の花が植えられ「英国庭園」を意識しているのがわかる。


立ち入った瞬間にガーデン・コンサートの構想を練り始めるマルタン
フォーラムの中庭とは趣の異なるインティメイトな空間に、ひらめいたものがあるらしい。
来年のフォル・ジュルネではここでなにかが起こるかもしれない。

mimt.jp

 

 * ジョサイア・コンドル(1852-1920)は、イギリス人建築家。

ロンドンで設計に従事した後、1888年日本政府に招聘され来日。工部大学校(帝国大学)にて日本で初めて本格的な西欧式建築教育に携わる傍ら、自らの設計事務所を開設。三菱社の建築顧問も務め、三菱一号館のほか岩崎家邸宅を多数手がける。代表作は鹿鳴館、上野博物館、有栖川宮邸洋館、ニコライ堂など。東京帝国大学名誉教授、日本建築学会名誉会長を務め、日本で没した。
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