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スキの情熱で世界を変える!――高野麻衣 公式ホームページ

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【Travel】海のそばのワイナリー | 「CAVE D'OCCI」「思い出のマーニー展」他(新潟市)

エッセイ

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 ラ・フォル・ジュルネのための新潟滞在も最終日となった。

故郷を離れて十余年。文化に渇望し、上京するのが当然だと思っていた少女時代には気づかなかった新潟のすばらしさに、6年間ラ・フォル・ジュルネを通して気づいている。市役所の方たちとご一緒した古町の名店はもとより、個人的に気になっていたいくつかのお店や展覧会にも訪ねることができたのでまとめておく。

まずは「日本海のワイナリー」として有名なCAVE D'OCCI(落の蔵)。

新潟のワイナリー 「カーブドッチ」| オフィシャルサイト

英国風庭園にガーデンレストランやコンサートホール、スパまで完備された憧れのワイナリーの気分だけでも、ということで、父の会社の近くにある「CAVE D'OCCI Toyano」を家族と訪れた。

幼いころ訪れた県立自然科学館や図書館にほど近い、緑豊かな環境のなかにあるインテリアショップの開放的な空間の一角に、レストラン・ワインショップ・ベーカリー・カフェテラスを併設。「“食”から広がる豊かな暮らし」というコンセプトが明確に伝わってきた。もちろん、主役はオリジナルのワイン。

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私は「スパークリングワイン ブランド・ブラン」、父は「2014 ミリュ・ルージュ」で乾杯。

スパークリングワインは、国内では珍しいリザーブワインと単一年度のワインをブレンドしたもの。リザーブワインの元酒は2002年のシャルドネだそう。日本のスパークリングワインでは他にないという、コクのある味わい。香りもすばらしかった!

ルージュはベリーを想わせる香りと柔らかなタンニンが特徴。渋い赤ワインは苦手、というひとにもおすすめのツルツルとした舌触りで、冷して飲むのにもよさそう。

www.docci.com

翌日は、昨夏より全国巡回中の「思い出のマーニー 米林宏昌原画展」最終日へすべり込み(5/10 新潟市マンガ・アニメ情報館)。

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初監督作品である『借りぐらしのアリエッティ』で2010年度日本映画の観客動員数第1位を記録し、宮崎駿監督にその力を認められたアニメーター米林宏昌。世界名作劇場や少女マンガを愛する“乙女ジブリ”の第一人者による、スタジオジブリ各作品の美しきヒロインたちや、未公開の美女画が公開されていた。

「雰囲気やしぐさがどこか貴族のようだから、麻呂」とあだ名をつけられた米林監督。繊細で優美で、気品にあふれた彼の作品は、ジブリのなかでも私の大好きな世界。昨年公開された『思い出のマーニー』のスケッチには、くり返し次ようなことばが添えられている。

マーニー

美しい金髪の表現(池野恋のマンガのような)

コケティッシュな魅力 憂いのある眼差し 色気

「わたしがマーニーならよかったのに」

少女のせつなる憧れを表現した美しいスケッチに見入っているとき、ちょうどBGMでマーニーのワルツ(舞踏会の夜、月光の下とマーニーと杏奈がダンスした曲)が流れて、目頭が熱くなった。

風立ちぬ』の菜穂子の帽子が風に舞うシーン、『ハウルの動く城』でソフィーの表情が変化するシーンなど、忘れられないカットの多くを米林監督が手がけている。美大生時代のスケッチには、なぜか『ガラスの仮面』のあらすじ(嵐が丘のあたり)を書きなぐったページも。マンガ家を志す若者も多い情報館だけに、目を凝らしてのぞき込む少女が多かったのもすてきだった。

子どものためのジブリ そっと寄りそうような映画を(中略)

自分は誰かから愛されているということ

愛されていたということを 思い出してもらえたら

政治的ななにかより、ただ美しいものを。そんな彼の画業は、私の最も愛すべきものだと確信した。「あなたのことが大すき」。

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museum.nmam.jp

展覧会のあとは、情報館の上階にあるFarm Table SUZUへ。 

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https://instagram.com/p/2c2b0FK8Cm/

PASSIONS obentoフラワーソーダ水と雪下にんじんジュースを添えて。#lafollejournée #lfj2015 #lfjn

じつはこちらのお店、ラ・フォル・ジュルネ新潟のアムール広場でデリやドリンクを販売されていたことで出会った。この日は雪下にんじんジュースを使ったポタージュや、キャロットラペも添えられたキッシュプレートを注文。魚沼産の赤卵やチーズのキッシュもサツマイモのマスカルポーネ添えも、すべて地産地消である。

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食材の販売コーナーも豊富でかわいく、思わず散在してしまう。わが地元・村上の「雪国紅茶」も発見!

冨士美園 | 越後村上・北限の茶処 | 六代 飯島剛志の雪国紅茶

この次は燕市になる「ツバメコーヒー」も訪れてみたい、などと考えながら、信濃川の堤を歩いた。どんどん好きになる故郷の話題を、さまざまな場所で紹介し、発信していきたいとあらためて。

www.shosuzukiinc.com

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