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スキの情熱で世界を変える!――高野麻衣 公式ホームページ

スキの情熱で世界を変える! —— 高野麻衣オフィシャルサイト

【Life】夏の香りを聞く~折れそうな心も癒す嗅覚LESSON

まもなく夏至

ここ数年、夏になるととりわけ香りが恋しくなる。草花の香り、水の香り、夜風の香り、太陽の香り、雨の香り。無意識に感じていた香りに、どんどん敏感になっていく。

最近友人に「おちこんだとき、気分を上げるためにすることは?」と聞かれたときも、「いい匂いのするところにいく」と即答していた。

いい匂いのするところ――シャルル・ド・ゴール空港。花屋さん。百貨店のコスメフロアやネイルサロン。劇場のホワイエや、ときには美術館も。もちろん、自宅をいい匂いにすることはいちばんの基本。あらためて、私にとって「聞くこと(聴覚と嗅覚)」が幸福の象徴なのだと気づかされた。

そもそも古来、人間の五感のなかでもっとも発達していたのが嗅覚だという。嗅覚を呼び覚ますと、それだけで「五感」をていねいに使っている気分になる。

「残り香斯く語りき」(雁須磨子『感覚☆ソーダファウンテン』)。嗅ぎたい、という繊細な感覚をスケッチして、あなただけの香りを探しにいこう。

 ◇夏の花◇

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「部屋に花を飾る」を実践している人は多いと思うが、夏の生花は短命だ。夏だけはグリーン、というのも一案だが、私の大好きな花屋さんによると、「夏こそユリを」とのこと! たしかにもちはいいし、1本の茎にたくさんの蕾がついているので、次々に花咲くのが楽しく、そのぶん長く楽しめる。

なにより特徴的なのは香りだ。ユリといえば強く甘い芳香だが、品種によっては控えめなものも多く、グリーンノートが夏の空気に丁度いい。

『夏の夜の夢』の季節に合わせ、いま私が飾っているのは「ニンフ(妖精、精霊)」。オリエンタルユリ独特の香りに、ジャスミンに近い香りがプラスされているため、心地よくさわやかな香りが特長。気品のある姿にひとすじのピンクがコケティッシュテッポウユリのように、昼より夜中に強くなる香りも夏らしい。

◇インセンス(お香)◇

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冬にキャンドルの炎が恋しくなるように、夏はからりとした香の香りがいい。湿気を感じたらパピエ・ダルメニエ。そして夏の夜のおともには、lisnのインセンスが定番だ。

lisnは、京都・松栄堂のブランド。「日々の重なりの中に、リズムのようにさりげなく取り入れられる香り」をテーマに、様々なテーマから生まれる香りを紹介してくれる。数年前、京都の友人に教えてもらってファンになったが、昨年は別の友人から夏の特選をいただき、「さまざまな香りを日替わりで愉しむ」ことに目覚めた。

青山にも店舗があり、美しい店内で好きな香りを選ぶのもまた至福の時間(1本30円~)。詩のようなネーミングもすてきだが、店員さんに成分を解説してもらうことで、自分の好きな香りの傾向もわかってくる。私はジャスミンやガーデニア、チュベルーズ、オレンジフラワーなど、ホワイトフローラルにほんとうに弱い。

lisn(リスン)

最近発見したニューヒロインは「ネロリ」。

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ネロリはオレンジ・ビターの白い花から抽出される、柑橘系のさわやかさとフローラルの優美さを兼ね備えた独特の甘い香り。現在のイタリアにあったネロラ公国の妃アンナ・マリアが愛用したことからこの名前がついたという。

アロマテラピー的にも優秀で、幸福感と同時にリラックス効果を与えてくれる。心地よく眠りたいときやセクシーな気分のときはもちろん、心配事があるときや気分がおちこんでいるときなど、ネガティブな感情をも解してくれる。PMSにもいい。

写真右上のインセンスは、ESTNATIONで見つけたESTEBANというフランスのメーカーのもの。香る時間が長いので、眠れない夜にもおすすめ。

◇パフューム(香水)◇

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香水は、「いい匂い」を持ち運ぶための代表的な方法。

流行はもちろん、年齢や季節や節目で変える人、絶対に変えない人、苦手な人も含めさまざまだと思うが、やっぱり「これは私の香り」といえるものが見つかるとうれしいもの。纏うだけで、一日が幸福に過ごせる。

大好きなパフューマリーでは、芋づる式で好きな香りが見つかったりもする。おきにいりはラルチザン パフューム(香りの職人)。1976年、調香師ジャン・ラポルトがパリに創業したフレグランス・メゾン。この表参道本店もまた、前に進みたいときに飛びこむパワースポットのひとつだ。

長く愛用しているホワイトフローラルの名香「LA CHASSE AUX PAPILLONS (ちょうちょをつかまえて)」に、最近はちょっと大人な「NUIT DE TUBEREUSE」をプラス。自分の肌質に合わせてじっくり選んでもらった香りを、美しく包装してもらったときの多幸感といったら!  肩ごしに背中に向かってプラスすると、残り香にも丁度いい。

ラルチザンパフューム ジャポン公式サイト / L'Artisan Parfumeur Japon

 

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