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スキの情熱で世界を変える!――高野麻衣 公式ホームページ

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【出演】Memories & Discoveries 第9回「宮廷からのラブソング」

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9月。残暑は厳しくとも、気分は英国とヴェルサイユを行きつ戻りつ。

これからはじまるクラシック音楽シーズンが楽しみな、秋の入り口です。

FMラジオ番組「Memories & Discoveries」でも「宮廷からのラブソング」と題して、ヨーロッパ史に燦然と輝くキング&クイーンにちなんだ名曲をお届けしました。

 

私が歴史を学んだ最大の動機、それは「宮廷」とそこに生きる「ロイヤル・ファミリー」への憧れ。

いかなる時代も王侯貴族たちは、「クラシック音楽」の偉大なパトロンであり、最大の生徒でもありました。

そんなすてきな関係性をお知らせすべく、お届けした4曲は以下のとおり。

今回は、関連する映像作品とともにご紹介します!

1.ヘンデルジョージ2世の戴冠式アンセム第1番「司祭ザドク」 (9/6朝 放送分)
ヘンデルはじつは、ドイツから派遣された「外交官」だった⁉――そんな歴史のミステリーも楽しめる、英国王室のテーマソングといえばこの曲。
ハノーファー朝から、現在のウィンザー朝に至る歴代の英国君主の戴冠式やジュビリーを彩る「ロイヤル」の象徴です。
戦いを前に決意を固めるような、華麗にして重厚なイントロは、誰がなんといってもカッコイイ。ヘンデルの男前さが際立つ、サッカーUEFAチャンピオンズリーグのアンセムでもあります。
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2. リチャード獅子心王:緑の森の木の下で (9/7朝 放送分) 
西洋史を学んで、リチャード獅子心王ライオンハート)の名にときめかなかった人がいるでしょうか!
12世紀ルネサンスの華・王妃エレアノールの息子にして、十字軍を率いた勇猛な武人であり、音楽の名手だったリチャード1世は、いわゆる「騎士道」の具現者。いわゆるギャップ萌えです。
この曲は別名「囚われ人は決して己が証を語らないだろう」。王が作曲したそんな歌詞にまつわる、名曲誕生秘話をお話ししました。
バロック以前の中世の響きも新鮮ということで、好評でした!
Richard the Lionheart

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  • 出版社/メーカー: Opus 111
  • 発売日: 1997/03/10
  • メディア: CD
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3. J.S. バッハ:音楽の捧げもの~3声のリチェルカーレ (9/8朝 放送分)
現在のドイツ、プロイセンの大王として名をはせたフリードリヒ2世もまた、音楽(フルート)の名手。彼の求めに応じ、バッハが献呈したとされるのが、王作曲による「王のテーマ」をもとにしたこの器楽曲です。
クラシック音楽にとって、献呈とは?」という話題でも盛り上がりました。
「フリードリヒ大王の音楽会」といったテーマ、最近人気とは聞いていたのですが、フランスのフルート奏者パユさんがちゃんとやってました。さすが人気者はちがいますね!
バッハ:音楽の捧げ物、他

バッハ:音楽の捧げ物、他

 

  

4. マリー・アントワネット:それは私の恋人 (9/9朝 放送分)
最後は、われらがアイドル、マリー・アントワネットの作曲事情について。ウィーンの実家でグルックに音楽を習い、ヴェルサイユではもちろん、革命後も特別に許されハープを演奏していた王妃の音楽を、古楽の名手・西山まりえさんのエピソードや音源とともにご紹介しました。
ちなみに同曲は、みんな大好きソフィア版映画👇 でキルスティン・ダンストも歌っています。
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今回も、MC朝倉あきさんやスタッフさんの軽妙な相づちや、こちらが思いもしなかったご質問のおかげで、とても勉強になりました。

とくに「王様やプリンセスって、けっこう気軽に“音楽してる”んですね!」と言っていただけたのが、うれしい感想でした。

彼らが“音楽してる”のは、もちろん宮廷人としてのたしなみでもあるわけですが、その目的は恋の駆け引きだったり、生きる希望だったり――ことばどおり“音を楽しんでる”行為だったわけで。

そのことをいちばん、伝えたかったからです。

今回ご紹介した「ヘンデルと英国王室」については、まもなく発行の「M NEWS」連載第2回で。

www.salonette.net

また、「マリー・アントワネットの音楽生活」については11月12日のお茶会でも、たっぷりお話する予定です。お楽しみに!

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「Memories & Discoveries」は毎週月〜木 28時〜29時30分(火〜金 朝4時〜5時30分)、JFN系列32の全国のFM局(たとえば東京の場合はTOKYO FM、新潟の場合はFM新潟など)で放送中。

ネットからもお聴きいただけますので、ぜひ聴いてみてくださいね!

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