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【連載】きょうの姫キャラ 第7回 「ポールとポーリーン」

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東京・上野でスタートした「HELLO, MY NAME IS PAUL SMITH」展へ。

英国人デザイナー、サー・ポール・スミスの偉業を網羅する――というよりは、「ポール・スミスができるまで」といった趣のユニークな展覧会だ。

 

入場した瞬間に息をのむ一面の「アートウォール」。その後も「ポールの頭の中」「デザインスタジオ」「ポールのオフィス」の再現がつづき、ポールが影響を受けたありとあらゆるインスピレーション源が所狭しと並んでいる。

なかでも印象的だったのが「ポール・スミス1号店」に飾られた写真。ポールと、最愛の奥様ポーリーンとのポートレイトだ。

「親愛なるポーリーンへ――すべては彼女がいなければ実現できなかったでしょう」

1970年、イギリス・ノッティンガムに1号店をオープンしたとき、そこは3×3mの広さで窓もなく、ポールは他の仕事で生計を立てながら、週に2日間だけショップをオープンしていたという。当時のショップを再現した一角に飾られた、写真とメッセージ。思わず涙がこみ上げた。

美しきポールとポーリーン。名前まで同じだなんて、運命としか言いようがない。

 

写真好きで、

「頭の中に入ってきたイメージやアイデアがどこかに行ってしまわないように、デジタルカメラやメモに残します――人は見ているようで、往々にして見えていないのです」

と宣うポールの展覧会だけあって、展示品は撮影もSNSでの公開も完全フリー。参加して、残して、考える。そんな哲学に満ちた、すばらしい空間だった。

夢を持つのは大事なことですが、その夢を持ち続けるための努力も大切です。

私は絶えず個性というものを求めて努力しています――決まったやり方にとらわれることはありません。

Every day is a new beginning.

(毎日が新しいはじまりなのです)

――ポール・スミス

  

 

Paul Smith: A to Z

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