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【出演】Memories & Discoveries 第16回 「シャーロック・ホームズのラブソング Vol.2」

 

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週替わりリコメンダーを担当しているラジオ「Memories & Discoveries」(JFN系)。高野麻衣の今月のテーマは、ずばりシャーロック・ホームズです。

7月11日(火)から26日(金)まで、でホームズを大特集してきました。

じつは、私のホームズ特集はこれが第2弾。 昨年3月には、モーツァルトとならぶ「私の初恋の人」としてご紹介させていただきました。

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ホームズはヴァイオリン演奏が好きで、じつはクラシックオタクでもあるということで、原作小説や、英国BBCの人気ドラマ『SHERLOCK』に登場したクラシック音楽をセレクト、大反響をいただきました。

2017年は「ホームズ登場130周年」。先週末からNHKでもSHERLOCK最新シーズンがスタートしたほか、特番が組まれたりしています。

私自身も、いよいよ今週末16日(日)から、東京・吉祥寺の「霧とリボン」にて、ホームズ・オマージュ展、その名も《菫色連盟》を共同開催させていただきます。

高野麻衣 × 霧とリボン

ホームズ・オマージュ共同企画展《The Mauve-Headed League~菫色連盟》

2017年7月16日(日)〜7月22日(土)

13:30〜19:30 *最終日のみ〜18:00

北原尚彦 × 高野麻衣

トークイベント「ミスター・キタハラ、菫色連盟へ行く」

2017年7月30日(日)※残席昼夜各1席のみ

http://kiritoribbon.blog23.fc2.com/blog-entry-162.html

 

ということでホームズ特集Vol.2では、1980~90年代、私の子ども時代の原点のひとつ、英国グラナダTVのドラマ『シャーロック・ホームズの冒険』のサウンドトラックより、さまざまな事件に登場する4曲をご紹介します。

通称「グラナダホームズ」は、原作を最も忠実に再現したと名高い人気ドラマ。

主演はジェレミー・ブレット。英国紳士の品とエキセントリックな知性を絵にかいたような舞台出身の俳優で、日本語吹き替えは名優・露口茂さんが担当。幼心にほんとうにほれぼれしました。

今人気のSHERLOCK役のベネディクト・カンバーバッチ、彼は私よりちょっと年上世代ですが、やっぱりジェレミーをすごくリスペクトしているそうです。

 

まずは、1日目のプレイリストから。

1) ゴワーズ:ベイカー街221B

連続ドラマは、なんといってもオープニングテーマが重要。まずは「ベイカー街221B」というオープニングを聴いて、19世紀末ロンドンの、せわしなく馬車が行き交う通りをベイカー街221Bの窓から見下ろしているホームズ、というタイトルバックを想像していただきました。ミステリーの予感と優雅さに満ちた名曲ですよね。

そしてこの日、メインで聴いていただいたのは、

2) ゴワーズ:北へ10×10歩

「マスグレーヴ家の儀式書」という事件に登場する曲。旧友である由緒ある貴族の地方の屋敷(マナハウス)に招かれたホームズとワトソンが、使用人の行方不明事件をきっかけに、チャールズ2世の時代から伝わるその家の儀式書に隠された謎をとくという物語。

◎ポイント

・ドラマのサントラは基本、オープニングのメロディをその話数の雰囲気に合わせてアレンジしていくのですが、それがわかりやすい1曲です。日本でいえば犬神家?とかそんな雰囲気の、ちょっとおどろおどろしい英国中世を思わせる雰囲気。

・まんなかあたりで登場する221Bの華麗なアレンジをご期待ください。

 

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つづいて2日目。

3) ゴワーズ:ミサ曲「リベラ・メ」

プライオリ・スクール」という事件に登場します。英国のウィリアム王子なども卒業した、パブリックスクールという私立学校。そこを舞台にした貴族の子息の誘拐事件に流れる、美しい少年合唱です。

「リベラ・メ」とは、ラテン語で「怒りの日」。レクイエムによく登場します。

◎ポイント

・サントラは基本、221Bのメロディをその話数の雰囲気に合わせてアレンジしていくといいましたが、そのなかでも歌詞付きの曲はレア。独特の雰囲気です。

・体面を重んじる身勝手な親と孤独な少年たち、という今に通じる物語で、私のお気に入りの話数なので、そんな背景も想像すると味わい深いかもしれません。

 

つづいて3日目。

4) ゴワーズ:ホームズ、ヨーロッパへ

5) ゴワーズ:再会

大人気エピソード「赤毛連盟」で姿を現す、ホームズの宿敵モリアーティ教授。

教授との対決からホームズの死までを描いた「最後の事件」と、そんな名探偵が奇跡の帰還をとげる「空家事件」に登場する曲を2曲つづけて聴いていただきます。

「最後の事件」で、ホームズは犯罪者たちの黒幕として暗躍するモリアーティ一味を追いつめたことで暗殺されかけ、危険なロンドンを逃れて大陸へ渡ります。最初はお隣のフランス、国境を超えてスイスへという旅程が、登場する音楽のアレンジからわかるのがおもしろい(最初はフランス国歌、スイスのホルンの音……など)。

「空家事件」は、スイス・ライヘンバッハの滝でのモリアーティとの対決から2年、死んだ思われていたホームズが戻ってきます。「王の帰還!」といった喜びが、盛り上がる221Bのメロディ、重厚なオーケストレーションにあふれています。

◎ポイント

音楽でわかる物語を味わってください。

 

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つづいて、明日の4日目。 

4)ゴワーズ:アイリーン・アドラー

アイリーン・アドラーは、その知性でホームズの捜査を唯一出し抜いた美女。女嫌いで恋愛や結婚を否定していたホームズの口から、意味ありげに「あの女」と呼ばれたリーズ屈指のヒロインです。「ボヘミア王の醜聞」に登場します。

彼女の本業はオペラ歌手でした。コントラルトと言われる低い声で、ズボン役と呼ばれるオペラの男役も数多く演じていたので、作中では男装してホームズに接近し、「おやすみなさい、ホームズさん」なんて挑発するシーンも出てきます。かっこいいですよね。

頭がよくて、美貌はもちろん品格も才覚もあって、ホームズも一目でぐらぐら揺れているのがわかる。もちろん私も大好きです。「霧とリボン」で共催する《菫色連盟》も、アイリーンがモチーフなのです。

霧とリボン 【Essay】高野麻衣「アイリーン・アドラー断章」

◎ポイント

音楽が表すのはずばり、「ホームズがアイリーンをどう見ていたか」。そう考えて聴くと、マーラーの「アダージェット」にも似て、とてもロマンティックな楽曲です。どうぞお楽しみに!

 

「Memories & Discoveries」は毎週火〜金 朝5時10分頃JFN系列32の全国のFM局(例:東京の場合はTOKYO FM、新潟の場合はFM新潟など)で放送中。

高野出演の「クラシック・プレイリスト」は5:10頃からスタートですが、インターネットでは、いつでも全世界でお聴きいただけます。

アイリーン・アドラーによる《菫色連盟》と関連イベントでも、探偵のみなさまをお待ちしております。

それではまた――おやすみなさい、シャーロック・ホームズさん。

 

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シャーロック・ホームズ オリジナルTVサウンドトラック

シャーロック・ホームズ オリジナルTVサウンドトラック

 

 

【関連イベント】

🎼 高野麻衣 × 霧とリボン

ホームズ・オマージュ共同企画展《The Mauve-Headed League~菫色連盟》

2017年7月16日(日)〜7月22日(土)

13:30〜19:30 *最終日のみ〜18:00

北原尚彦 × 高野麻衣

トークイベント「ミスター・キタハラ、菫色連盟へ行く」

2017年7月30日(日)

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